最近ちょっとこういう人との遭遇が続いたので、ここで愚痴交じりに零しておく。
老若男女、いるんですよね「私体調悪くって……」というのを強く主張する人。
いや、本当に体調悪いんだったら大変だけどさ。
こういう人ってたいてい、真面目に病院を進めると「私のはそういうんじゃなくって……」とか話をぼかすんですよね。
そして相手がそういう人なんだとわかったら、距離を置くようにもしています。
だって、付き合うのってしんどいんですもの……。
ある程度の歳を重ねれば、集まったら盛り上がるのが病気ネタというもの。
こんな事があってしんどかったとか、どこそこの病院がよかったよとか、こういう薬を飲んだらよくなったとか。
そんな愚痴&情報交換をするんですよね。
病気なんてしんどい経験をすると、一人で抱えているのってストレスですから。
自分でも家族でも、病気でしんどい思いをしたら吐き出すってのは正解です。
実際病院でも「誰かに話しましょう」って勧められますしね。
けど、それとは違うのか「病気自慢」と言う奴でして。
この人達が面倒なのが、現状を変える気が全くないということ。
基本、病気のままでいたいんですよ。
だからそんな人に病気ネタで盛り上がっている話の輪に入って来られたら、とても気まずい思いをします。
何を話しても、「私はね……」ともっと凄いネタをブッこもうとするから。
こうなったら最後、お喋りは解散しましょう。
この手の人種は、女性でよくあるのが「貧血自慢」ですね。
貧血は元から絶たないと改善しないのに、食生活とか体質改善とかは全くする気がなく、ただ鉄剤をこれ見よがしに飲むんですよね。
これ、貧血でキツイ思いをした立場からしたら、非常にイラっとしますから。
「だったら外食三昧とコーヒー三昧を止めて早く寝ろ!」と言ってやりたいです。
あと男女共にあるのが「睡眠不足」自慢。
何時に寝たとか、何時起きで作業したとか。
それが単発だったなら「おぅ、お疲れ!」って思えるんだけど、毎日がそんな生活だと言われるとねぇ。
しかもたいてい、仕事とか残業とかの理由じゃなかったりする。
「いやそれって、単にアナタの生活効率が悪いだけじゃない?」と思うのは私だけだろうか?
一日は二十四時間しかないんだから、その間でバランスが取れるだけのキャパでやりくりするのが、大人というものではなかろうか。
こういう人種を見ていて何が気になるって。
「本当に大病が隠れていたら、この人どうするんだろう?」
ということです。
この人達が自慢できるのは、「命に別状はない」程度の不調だからだと思うんですよ。
命に係わってくると、そんなの吹き飛びますから。
本当に頭の中を走馬灯が流れます。
「病気自慢」する人って、真面目な人に多い印象があります。
「体調悪いのに仕事もプライベートも頑張っている私ってすごくない?」ってやつですね。
誰かに自分の頑張りを肯定してほしいんだろうなぁ。
そして、多分本当に大変な病気だったら怖いから、病院に行かないんだろうな、とも思います。
ちょっとした体調不良のままでいたいんですよ、真面目な大病とかじゃなくて。
だから「会社の検診で引っかかった」くらいで止めておきたい。
体調不良の原因なんて、追究したくない。
だって怖いから。
でもね、人の身体っていうのは消耗するんですよ。
体調不良をずっと続けていたら、身体の中はどんどん悪化する。
命の危険レベルに到達する前に。
そしてそういう時になって「あーハイハイ、どうせいつものでしょ?」と友達に狼少年扱いされる前に。
きちんと自分の身体と向き合いませんか?
あ、あと病院巡りしてまで自分の病気を探すのは、また別の話です。
それは精神を病んでいる系の病気です。