先日本屋で「メモの魔力」を買い、それに感銘を受けたら続けて「秋元治の仕事術」をお取り寄せしました。
秋元先生の本、本屋になかったんだよ。
この二冊はいいよ、買いだよ。
比較的流行りものに抵抗のある私が読んじゃうくらいだから。
そしてここでは、「どんな本だった」とかいうまとめは語りません。
ここを読んで知ったかぶりをされても困るので。
「メモの魔力」の前田さんは、私が朝見ている「スッキリ」のコメンテーターをしているので、知っていました。
前田さんは話の切り口が気持ちいい人だな、っていう印象です。
人を不快にさせる言い方をしない方なんですよ。
そして私が好きな水卜アナ・森アナが前田さんの大ファンだってことも、ポイントが高いです。
それで、なんで「メモの魔力」を読んでみようかと思ったかというと。
このままだと私、近い将来行き詰まるなと思ったからです。
今はまだネタが浮かぶからいいけど、うまくインプットできないとその内枯渇する。
それに、私は自分で言うのはなんだけれど、結構筆は早い方だ。なのに作品の書き溜めが上手くできない。
今のご時世、webの更新速度って大事だからね。
なのにスキルと現実が合っていない。
そんな時、参考にしたのがファンである水卜アナ・森アナ。
そして前田さんの特集のテレビを見たというのもある。
好きで尊敬する人のいいところって、真似をしたくなるじゃないですか。
そんで、本屋に行って「メモの魔力」を買って、読んでみようとなったはいいが。
実は私、昔からメモの類って苦手なんです。
なにを書けばいいかわからないし。
スケジュール帳も何となく買ってみるはいいものの、ほぼ白紙のままというのが続き、結局買わなくなる。
そんな超絶メモ音痴の私でしたが、騙されたと思って前田さん提案のメモ方を試してみましたよ。
結果、思いました。
私、メモの仕方とか活用法を理解していなかったから、メモができなかったんだと。
前田さん曰く、メモは思考の訓練なのだという。
そして訓練を重ねていると、思考が深い者になっていく。
でもこの感覚、なんとなくわかります。
締め切り中ってそれこそ思考してばっかりだから、比較的ネタがスッと出てくる。
けどこれが普段になると、糸が切れたみたいに思考が纏まらないのよ。
そうか、私の思考スイッチが入ってなかったのね。
メモを始めて以来、新聞をより深く読むようになったし、メモを取るのが億劫ではなくなった。
全ては自分の糧になると思ったら、続くものなんですね。
こうして無事メモ魔デビューをした私ですが。
次に直面した問題が、「時間が足りない!」ということ。
なにせ新聞を読む時間が長くなったし、メモを整理する時間だって確保したい。
いつ原稿を書くんだ、って話ですよ。
そんな事態になった私が、ネットで評判を聞いてお取り寄せしたのが、「秋元治の仕事術」です。
この秋元先生の本も、わかりやすい文章ながら非常に考えさせられるものでした。
そして時間が足りない問題の解決法もありました。
それは、時間の使い方の問題。
私は今まで、なんとなくの時間配分で毎日を過ごしていました。
けどそれをちゃんと一日のスケジュールとして書き出したら、結構無駄に過ごしていたことが発覚。
一日を起床から就寝まで、食事、家事、店仕事、作家仕事、新聞時間、メモ時間と細かく刻みました。
うん、仕事時間って厳密に決めておくのは大事だね。
「この時間は仕事だ」って決めていたら、ちゃんと仕事をするものなんです。
その決め事がなかったら、集中力が切れたらついネットサーフィンとかをやっちゃう。
でも仕事時間なら、一つの作品の集中力が切れたら、あと15分あるからもう一つの作品でも書いとくか、ってなる。
そして、時間通りに仕事に取り掛かるために、ダラダラと他の事をしなくなった。
自宅が仕事場って、こういう弊害があるよね。
そして休日は休む、夜も休むと、規則正しい生活をする。
これでしばらく行こうと思います。
多分、続く気がする。