書籍化作業とかで忙しいんじゃないの? とか。
良く暇があるよね? とか。
多分思われているだろうな、と自分でも思っています。
事実、私も以前は書籍化作家が更新早いと、そう思ったから。
でもね、幸運なことに書籍化もされて、書下ろしもさせてもらったから、知っているんです。
書籍化したからこそ、更新しなきゃならないんですよ!
小説の流行りすたりの速度が速い昨今。
小説を完結させるのは、凄い事だし、偉いと思う。
けどその一方で。
例え書籍化作品であっても、完結しちゃった作品は一気に興味を失くされる。
悲しいかな、これが事実なのですよ。
書下ろしの作品だと、話が違うって思われるでしょうけど。
書下ろし作品が発売するときに、更新中のそこそこPVを稼いでいる作品がある無しでは、売れ行きが違う。
結論、売れたきゃ更新しろ、です。
書籍化したら、これで勝ち組だと思っちゃうのよね。
私もそう勘違いしたし。
でも違うんだな。
そこは商業作家沼の入り口なんだな。
自転車操業的に作品を延々と生み続けなければ、今のご時世生き残れないんですよね。
だからたぶん、小説を書くのが本当に好きじゃないと、商業作家で生き残るのは厳しいんだろうな、と思う。
幸い、私は書くことが苦じゃない。
それに一応執筆時間は決めているから、実は一日中創作に頭を悩ませているわけでもない。
自分もこの境地に達するのに、数年かかりましたし。
もしこれがデビュー作で受賞とかだったら、プライドと現実のギャップで潰れてただろうなという気がしなくもない。
新人の頃が、プライドってピークだよね。
今? プライドなんてないに等しい。
売れるって、読者がいるって、ありがたいことですよ。