日々是平穏

こちらは黒辺あゆみが創作について語るブログです

高校生最後の夏

夏休みにイベントをやるのは、どの部活も一緒だけど。

それが軒並み潰れて、不幸だとは思う。

けど、文科省が代替の大会を補助するよ、っていうニュースには「うーん」と思ってしまう。

 

だって、分散登校でろくに学習も進まない中。

果たして部活動に邁進する時間がとれるだろうか?

練習もろくにせずに挑む羽目になる大会ほど、迷惑なことはない。

そして、大会っていつするのさ?

大会は、デカいのを一日開催すればいいだろう、ってことじゃないんだぞ?

スポーツだって文化部だって、地方大会の更に予選を、どんだけやると思っているのさ?

それにもう6月になろうとしているのに、夏休みは色々間に合わないだろうに。

っていうか、わざわざコロナのために夏の大会を取りやめにしたのに、地方は同じ期間にやるって、本末転倒な気がする。

じゃあ、なんのための中止だったの?

 

それに、夏休みを過ぎたら、みんな受験を考えなければならない。

だから夏の大会が取りやめになった以上、既に受験に切り替えている生徒も多いはず。

大人は良かれと思って提案しているんだろうけどさ。

そりゃあ、喜ぶ生徒もいるだろうけどさ。

なんか、高校生の大会にかける情熱を軽く見られているっていうか、汚された気がして、「うーん」なのである。

自分も、吹奏楽で夏をどっぷり過ごした身なんで、余計にね。

大人の情感のために、高校生を振り回さないで、って心底思う。

「夏の風物詩」って、誰のためのものなんだろうね?