カクヨムコンの結果発表から数日。
あちらこちらで、おめでとう・ありがとうコメントを見かけます。
受賞した方は、これが初の書籍化であることがほとんどのようで。
自分みたいな、他所で書籍化していたという人は、稀みたいです。
まあ賞というのは、基本新人を獲るものみたいですし。
余所で手あかのついていない新人の方が、育てやすいというのも分かります。
なので自分も担当さんに対して、極力「経験者です!」感を出さないように、という気持ちを常に持っていたりします。
それに経験者といっても、書籍になるまでの流れを人よりも知っているという程度。
どうすれば売れるかなんてこと、何年経っても、何冊本を出しても、分からないものなんですよ。
むしろ、誰か教えてくれヨ!
大事なのは、知ったかぶらないで、ちゃんとなんでも細かく確認すること。
コレをおろそかにしたせいで、私は締め切り破りという作家が最もやってはいけないミスを犯しましたからね!
それに経験者であるとしても、やり方なんて出版社、どうかしたら担当編集者ごとに違ったりするもの。
「前の人はこうだったよ!」というのは言いっこなし。
相手から「今までどうでした?」と聞かれた時だけ答えればいい。
いつも初心者気分で始めています。
そして、受賞してから徐々に考えるようになるのは。
「コレをラッキーとして思い出にするか、コレをきっかけに仕事にするか」ってことでしょうね。
そしてもし受賞した方が、兼業でも専業でも、仕事にしたいのであれば。
私はこっそりと言いたい。
どんな時も、webの更新を止めたらダメですよ!
私らweb作家は更新してなんぼ。
更新を止めれば、読者は離れていくんですよ。
書籍化で一発当ててスターダム! なんてのは、一部の爆売れ作家のみ。
たとえ書下ろし新作であっても、並行して更新している作品があるかどうかで、売れ行きがガラッと変わる。
ネットで現役かどうかが、勝敗を分けるといっても過言ではない。
書籍化にまつわるアレコレで、つい更新を止めてしまうのは分かります。
けど、更新頻度を落としても、更新ストップは良くない。
それを学んだ自分でありました。
だから更新を止めないためには、今のうちに下書きの字数を稼いでおくのです!
それを小出しに更新する、コレ大事なテクニック!
以上、それなりにキャリアが長くなった作家の戯言でした。