これは、作家業をしている人が平等に持っている恐怖みたいですね。
すっごい大御所さんも、次の仕事の声がかからないかも、という恐怖を常に持っているとか。
だから、大御所と比べると自分らみたいな木っ端作家が、怖くて当たり前なんですよ。
特に、初めて書籍化した直後のテンションが覚めた時の恐怖と言ったらね。
書籍化作業は大変だけど、ある意味幸せなんですよ。
けど、担当さんから二度と連絡来なかったら?
こうなってもいいように、仕事は一つの取引先にどっぷり、というのは避けよう、というのは別に作家に限った話ではない。
普通の会社のマーケティングでも同じことです。
作家もマーケティングが大事ってことで。
だから自分も、あちらこちらにちょっかいを出しているわけで。
節操ナシと言うことなかれ、これも処世術です。
そしてわたしが嫌だなって思うのは、「○○作家」というレッテルというか、色が付いちゃうことで。
作家でなくてもありませんか?
「あの人ってこういう人だよね」ってイメージが一度固まったら、それを崩すのが難しいっていうの。
そのイメージが固まって欲しくない。
だから、自分は雑食系とか、ごった煮作家だと自称しています。
今のところファンタジーと青春が主だけど、なんでも書くよっていう意思表示です。
出版社さん、自分なんでも書きますから!(宣伝)
こんなことを言っているけど、別段今は空白期ではなかったり。