「百花宮のお掃除係」2巻が、明日8月7日発売なんですが。
なんだろう、1巻の時よりもソワソワする自分……!
というのも、2巻目を出した経験というのが、デビュー作でしかないんですよ。
デビュー作以降、書下ろし新作の単巻でしたから。
自分でも、何故こんなに書下ろしで続けられたのか、不思議でなりません。
編集さんに恵まれた、というのに尽きるんでしょうね。
デビュー作の「宰相閣下とパンダと私」が2巻で完結してしまい。
他に長期web連載しているような小説はなかった。
そうなると次の話というのは来ないのが、普通な気がしますが。
当時のアルファでの自分の初代の編集さんが、「パンダ」の続きを書くか、新作か、どっちがいいかと聞かれて。
「新作がいいかな」って答えたら、
「じゃあ新作書下ろしで、なにかプロットを送ってください!」ってなったんですよ。
そのまま新作単巻を出し続けたわけですが、これってたぶん異例の待遇だったんだろうなぁ。
だって、あんまり書下ろしの作家さんを見ないし。
あの編集さんは自分も思い入れがありますし、感謝ばかりです。
あの時、「じゃあまたご縁があったら!」という対応だったら、今自分はここにいないかもですし。
書下ろしの際のプロットのやり取りで、だいぶ鍛えられたと思っています。
人物とストーリー構成をがっちり作ってから書き始めるって、行き当たりばったりなweb連載だとまずしないやり方ですから。
それにヒーヒー言いながらネタを3つほどひねり出すのも、「ネタって案外どうとでもなるんだな」って悟りましたしね。
それはともかくとして。
そう、2巻目というのがデビュー以来なんですよ!
それに一つの書店の売り上げランキングが必ずしも総売り上げと繋がっていないのが、またドキドキする……!
前回の1巻の時って、ありがたくも重版させていただきましたけど。
Amazonさんとかのランキングは、実は上位というほどではなかったんですよね。
だから重版のお知らせをいただいた時、「やった!」じゃなくて、「マジで? 本当に売れたの?」っていう懐疑の方が先立ったというか……(笑)
ああ、繰り返すけど明日発売!
興奮して寝れない!……なんてことはなく、たぶんちゃんと寝る。