昔からなんですが、私の作品を読んでくださる読者様は、比較的静かな人が多いんですよ。
だからwebでも感想欄が埋まるわけでもなく、レビューがざっくざくなわけでもない。
いや、これが不満とか言う話じゃなくて、私のファン(!)の傾向と言う話です。
で、そんな中でわざわざレビューを書き込もうという方は、ある種の情熱を持っている人ってことなんです。
まあね、「書く」って行為をするのは、なにかしらの情熱に背中を押されないとやらないですよね。
ただ「面白かった!」という感想は、それこそノベルアップのスタンプとかだと発露しやすいだろうけど、文字に起こすのはハードルが高い。
なわけで、自分は昔から読者メーターとかが伸びない人なんです。
そんな中で、「百花宮」の1巻の感想でも言われていたこと。
「『薬屋』に似てますね」っていうのね。
これね、自分でも仕方ないって思うのよ。
中華っていうジャンルだから、使う用語が被るのは必須。
世界観が被るのも必須。
だって中華って、宮城周辺とか仙人関連を書かなかったら、中華である必要がないジャンルじゃない?
だから、「先行している作品に似ている」という感想は、出るのは仕方ないことだと割り切っています。
それにイラストがしのとうこ様で被っているのは、今しのとうこ様は中華絵師みたいなカンジになっていますし。
一度中華でヒットしたしのとうこ様だと、中華ジャンルだっていう認識を持ってもらい易いという利点があるんですよ。
それに中華の画の書き込みができるっていう実績もありますから。
あれですよ、一昔前だと十二国記の絵師さんが、中華関連で引っ張りだこだったみたいな。
歴史は巡るもんなんです。
他にも中華ジャンルの作品はあるんですけど、「百花宮」が「薬屋」と比べられがちなのは、この二つだけが少女小説ジャンルじゃないからだろうな。
恋愛を二の次にしているスタイルが、どうしても似ているように読めてくるんでしょう。
それに読者メーターはね、感想がある程度の数集まると、傾向がわかるんだろうけど。
数が集まっていない作品は、ちょっと当てにならないなって思ってます。
レビューの数が集まっている作品って、本を配ってレビューを依頼しているって作品もあるわけだし。
最近だとAmazonのレビューでもそうですが、レビューを読むよりも公式サイトの試し読みの方が信用できる気がします。
まあ結論として、「似ている」という意見を持たれるのは、それだけ読まれているからってことで。