気になる記事を発見した。
この記事で、私が気になったフレーズをざっくりと言うと。
「小説の上達は、小説をどんどん読み辛いものに変化させていく」ということ。
感想が書きやすい、貰いやすいというのは、流行に左右されやすいものだし。
今は感想欄が伸びるっていうのは、むしろ炎上要素が半分あるっていうか。
議論を巻き起こす作品に野次馬が集まって、
「あの小説って感想欄荒れているっぽいぞ」
「ならいっちょ冷やかしに読んでみるか」
となるのが多い。
そんで個人的には、黒辺あゆみの読者の人っていうのは感想を表現しないシャイな皆様だとわかっているので(笑)
今はもう「感想欲しい……」とかいう気持ちにはならないかな。
レビューサイトとかを見ているとね、他の作家さんの作品とかでも悪口専門の人が書き込むのが増えているっぽいし。
今は手が込んでいて、最初にアゲ感想をちょいちょいっと書いて、最後にいらんお世話でサゲて終わるっていうのが流行っているみたい。
たぶん、悪口感想だけだと荒らし判定されて削除されてしまうので、それ対策なんだと思う。
なので、基本Amazonとかブックメーターとかのレビューはシャットダウンすることにしている。
そんで、感想を貰いにくい原因に、小説が読み解き難いという点がある。
そしてそれは曰く、作家活動が長くなるほど、自然とそうなるみたい。
書き方が巧みになるから、ストレートな表現をせずにちょっと遠回しに持って行ったり。
伏線に気を付けたりとかしちゃうんだよ。
もちろんそう言う作品は、読者にも相応の努力を必要とするものね。
だから感想も「スカッとした」とか「面白かった」とかいう単純なものでは済まなくなって、書くのが難しくなる。
感想レベルが高い作家になっちゃうのね。
なんか、ちょっとわかる。
そんで思うに、ラノベのテンプレ系作品って、初心者作家に適したものなんだろうな。
そこそこ歴が長くなると、テンプレをこねくり回したくなって、結果テンプレの持ち味である単純な読了感がなくなってしまう。
そんで、根気の長い読者はついていきてくれるけど、軽い読み物でテンプレを漁っているほとんどの読者からは、微妙という判定をされる。
この悲しい悪循環から脱するためには、初心者向けのお題から卒業するしかない。
「ラノベ」じゃなくて、「文芸」の世界に足を突っ込みだすんだね。
多分これが、小野不由美先生とかなのかも。
他にも、ラノベから文芸に進んだ作家さんは大勢いる。
あの人たちは元々文芸志望だったのかと思っていたんだけど。
案外、初心者ステージで場違いになって、強制的に次のステージに進まされたのかも。
そんなことを考える。
自分も、なんとなくラノベのテンプレから題材を漁っていたけど。
ちょっと目線を変える必要があるのかも?
いや、いきなり純文方面にとか行きませんよ?
自分はこういう路線が合っていると思うし、今はキャラ文芸というジャンルがありますし。
ただ、私は昔からファンタジーを読むのが好きなんだけど。
「ファンタジーって得意ジャンルなの?」という疑問にぶち当たっておりまして。
スランプとかじゃないからね?
なんで、この記事は「なるほど!」って思ったのよ。
だから思い切って、今惰性で連載していて手ごたえも書きごたえもイマイチな作品をちょっとやめてみて、他のを書こうと思っています。
どうか、お楽しみにね!