今度の車にはスマートアシスト、つまり運転の補助機能が付いているんですよ。
安心安全機能ってやつですね!
これがね、急ブレーキの癖があるならば「ブレーキが遅い!」と先んじてエンジンブレーキがかかり。
注意力散漫でふらついていると、ピーピーと警告音が鳴る。
安全運転をしていれば静かなものなんですが、運転が荒いとまーうるさい。
まるで自動車学校の教官のようです。
そんで、どうやらブレーキって運転を習う教習所によって癖があるっぽいですね。
ウチの、私以外に車を運転する家族が、街中の渋滞がひどいエリアにある教習所に通ったんですが。
ブレーキは一回でかけるんですよ。
これ、ずっと本人の性格なんだと思っていたんですが、どうやら教習所でそう習ったみたいなんですよ。
「このあたりの道だと、このくらいのブレーキが最適」みたいなカンジで。
あれか、あんまり離れた所からブレーキをかけられると、渋滞がひどくなるってか。
交差点内にできるだけ車を詰め込みたいから、ギュッと詰まるように教えるようです。
一方、田舎で習うと伸び伸びとのんびりした運転を習います。
安全運転のためには、教習所選びって大事みたいですね。
で、そんな急ブレーキ癖のある人なんですが。
スマートアシスト機能にしつけられまして。
ブレーキが穏やかになりました。
「もうこれからはこれがスタンダードだ」と言われ、「じゃあこの車に慣れるしかない」と割り切ったみたいで。
スマアシ機能を切ることができるみたいですけど、そうはしなかったあたりは偉いと思う。
たまに見るスマアシ機能が付いているのに事故る車って、多分この機能を切っていたんだろうなぁ……。
そう、切れるんですよ、スマアシ機能って。
で、それ以降我が家は、車の警告を「教官」と呼ぶようになりました。
「教官が怒っているよ!」って言うと、イライラしなくなるんです。
……え、ウチだけ?