自分、これまで長編ばっかり書いて来た人間なんですよね。
そんで、短編をきちんと書いてみて思った。
私、長編病にかかっているわ、と……。
長編病とは、できるだけダラダラと冗長に描いて、文字数・ページ数を稼ぐ書き方をすること。
だって、単行本一冊を文字で埋めるって、大変なのよ……。
そんでできるだけ一つのエピソードでページ数を稼ぎたくて、とか、そこまで計算して書いてはいないんだけど。
投稿している時点で、文字数多い方が読者に読んでもらえるものなんです。
だから自然と、なんとか字数を稼ぐっていう癖がついているんだわな。
けど、短編だとそうはいかない。
長編だと人物について語るので平気で2,3ページ使っちゃうことがあっても、短編だとそんなに取れない。
だってそれでやると、人物紹介と舞台設定の説明で規定文字数終わっちゃうから。
なんで、とっととキャラを出していかに効率よくキャラ色をつけるか。
こういう工夫がいるんですね。
勉強になりました。
そんで自分は慣れちゃっていたからこれが普通だと思っていたけど。
読者さんによっては「設定説明がウザい」ってなっている人がいるかも。
っていうか、わざわざ言わないで立ち去られているのかも。
そう反省したのであります。
うむ、人間アップデートって必要なのよね。
そんで最近の短編の流行は、そういう長編病への読者の飽きもあるのかも。
「いつまでこの展開引っぱるんだよ!」っていうね。
書籍化作家であればこそ、コスパよく書こうとするんだろうな。
コスパとは、いちエピソードでできるだけページを稼いで、別エピソードを今後のために温存しておきたいとか、そいういうのね。
……うん、自分の中にもないとはいえない。
けれど、こういう流行の衰退が早い世の中、次があるのが当然みたいに思っちゃイカンよな。
長編病を治すようにしよう。
そう思ったのでした。