キムタクさんって、最近頑張っているなって思うのよ。
こういうじゃにさん系をツイッターで話すと、妙なのに絡まれるんで、比較的安全そうなこちらで話題にしてみた。
一時期不遇の頃があったけど、じゃにの戦略とかいう穿った見方もあるのはあるけど、やっぱり個人に力があるんだろうなと思うのであります。
力とは、人を振り向かせる力だね。
良くも、悪くも。
キムタクさんって、昔っから人気もあるけどアンチも根強い人ってイメージです。
けれど、アンチって人気の裏返しでもあるのよね。
光りあるところに闇もある、みたいな関係でしょう。
そして光側の人って、無口っていうか、モノを言わないのよね。
だって、そこに存在していらっしゃるだけで満足しちゃうんだから。
「モノ言わぬファン」っていうのは、有吉さんが言ったんだっけか? まさにそれだ。
それにすまっぷさんのゴタゴタも、一部のファンにとっては騒ぐいいネタにもなった。
けど、あの騒動って半ば二次創作めいていて。
本当のところは本人たちが口を割らないからわかっていないのに、さも真実みたいなあらすじがまかり通っているものね。
先日の番組で、郷ひろみさんがジャニーさんに「仲間であるけど友達ではない」と言われたという話だったけど。
すまっぷっていう集団も、ジャニーさんの教えを守ってそういうことだったんじゃないかなぁ?
それに、五人セットで扱う仕事が多すぎた気もする。
だって、どんなに気が合う人同士だって、毎日長時間顔を突き合わせていると、変なことになるでしょ? って思う。
まあ、そんなことはいいとして。
キムタクさんの評価として、「演技させてもキムタクでしかない」みたいなのがある。
私、これを先日新聞のコラムでの水谷豊氏の話で思い出したのよ。
20代の人だと、たぶん水谷氏といえば「相棒」の右京さんしか知らないんだろう。
けど、若い頃はもっとヤンチャなキャラをやっていたのよ。
それこそ、どれをやっても「水谷豊」っぽいキャラクターだったのを覚えている。
この人も、確か一時期姿を見なかったような……。
いや、舞台とかはしていたんだろうけど、テレビ画面でって意味ね。
それに右京さんだって、昔とキャラが変わったように見えて、実は同じで。
昔のキャラが陽気におしゃべりしていたのを、ちょっと囁き戦法に変えた、みたいなイメージある。
そして、おおむね間違っていない気がするのよ。
だってそのコラムで水谷氏が自分で仰ったのよ。
「俳優は、作品ごとにキャラを変える必要はない」って。
演じるのは、所詮自分の中にあるものでしかないというの。
……なんか、作家にとっての小説に似ているな、このあたり。
所詮自分の中にあるモノしか、書けないっていうね。
いや、自分のことはいいのよ。
これって、キムタクさんも同じだなぁって思ったの。
悪く言う人って、要はなんでもかんでも悪く言うのよ。
例えばマックのCMが「年甲斐もない」ていうのだって、他のタレントさんだったら「この年でこの仕草が似あうなんてすごい」って言うんだろうし。
それこそ演技が一辺倒っていうのも、その人が水谷氏にも同じことを言うとは思えない。
その程度の薄っぺらいものなんですよね、悪口って。
そんで、頑張っているのを斜めに構えて上から目線で言うのって、最高にカッコ悪いことだって思うのです。
だから自分としてはキムタクさんに、「カッコイイよ、頑張って!」って言いたい。
いや、マックは胃もたれするから食べないけどな!