昨日の「マツコの知らない世界」で、ハッシュタグの特集をやっていた。
自分はインスタもユーチューブもしないけど、ツイッターでハッシュタグはちょろっと使うくらい。
若造の文化をいちいち上から目線でこき下ろさずにはいられない人は、一定数いるようだけど。
私は素直に、「へぇ~」ってなったのよ。
まず、「ハッシュタグに意味はいらない、聞こえが良くて、言いたくなるのが流行る」っていうの。
これ、作品のタイトル付けに通じるものがあるかも。
だって、最近の流行っている、特に漫画のタイトルってそういうのが多い気がする。
昔は、タイトルが作品のオチになっているのが流行っていた。
つまり、タイトルの意味を読み解くのも、作品の魅力の内だったわけだ。
けど、その感覚は古いんだな。
もしかしてまたそういう時代が巡って来るかもだけど、でも今の時代には合っていない。
小難しい謎解きタイトルよりも、エモいフィーリングのタイトル。
なるほど、そうかも。
そして、「芸能人はやらされている感がある」っていうの。
だからテレビじゃなくて、動画を見る。
そっちは、上手い下手はどうでもよくて、必死にやっている感がエモいのだ。
これも「へぇ~」である。
……ってことは、今ラノベ界で隆盛を誇っているtueee!とかsugeee!とかは、この層の皆にはどう映っているんだろう?
例えるならばルパン三世のゴエモンさんみたいに、無双した挙句に「つまらぬものを切ってしまった」みたいなのって、ウケないのでは?
このジャンルがウケているのは、もっと高年齢層なのでは?
まあ、そうなんだろうけど。
けど、ターゲットの裾野を広げたかったら、そういうのもちゃんと考えなきゃいけないんだよね。
そしてだから、今青春や恋愛が流行ってきているのかもしれない。
ラノベジャンルで、ジワジワと存在感が増しているよね、このジャンル。
そして青春と恋愛こそ、tueee!なんてない必死な人が正義だし。
一昔前と違って、俺様キャラじゃなくって非モテキャラのストーリーが流行っているっぽいのも、納得である。
そっかぁ、全てはちゃんとつながっているんだな。
そう学んだのでありました。