実は、カラーリング自体が人生初な私でありまして。
今まで白髪はあるにはあったけど、表面に出ない位置だったし。
前に長く通った今は御隠居されている美容室の先生から、「どうせいつか白髪染めで嫌でも染め苦を味わうんだから、染めない幸せを味わえる時に味わっときなさい」って言われたのよ。
カラーリングにそんなに憧れがなかったしで、「そっかぁ」でそのまま今まで来たんです。
先生、今でもこのお言葉は至言だと思っています。
でも、例の子宮筋腫の手術以来、女性ホルモンが不安定なせいか白髪が増えてね。
で、染めちゃえ! ってなったわけ。
で、初染めをした美容室で、ついでだしとカラーリングについて色々聞いてみたのよ。
「一応、アレコレ検討してみたんですけど」って。
そんで言われたことは、市販のカラーリング剤って、自宅で素人さんが手っ取り早く染められるようにって、お店用よりも強い薬剤になっているんだって。
そのせいで、お肌がかぶれる人がけっこう多いんだとか。
そして一度かぶれると、それが癖になってお店のカラーリングでも反応しちゃって。
こうなると染めが難しくなるんだそうな。
なにそれ、怖っ!?
私シャンプーでもかぶれる方だから、だったら無理だわ。
ああ、だから市販ので染めると薄毛になる人が多いのか。
それに、今リンス代わりに使うと徐々に染まる、っていうのあるじゃん?
特に、あの昆布のヤツね。
あれって、なんかお店で使われている染料と、種類が違う染料みたいで。
染めても「あれ? なんか違うくない?」っていう仕上がりになるそうな。
ああ、わかる。
ウチの店は和服を扱うけど、和服用の染料と洋服用の染料って違っていて。
たまに洋服の焼けを直してほしいって持ち込まれても、染料が馴染まないんだよね。
たぶん、そういうことなんだと思う。
それに、なんか強いコーティング作用があるみたいで。
もし昆布の仕上がりに不満が出て、「やっぱりお店で染めよう」って思っても。
その昆布コーティングされている髪は、お店の染料が入らないんだとか。
つまり、昆布ゾーンが終わらないとカラーリングはできない。
え、そうだったん!?
ああいう商品で、「美容師さんのおすすめコメント」みたいなのって、信用しちゃいけないんだな、って思ったのでした。