日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

予定が前倒しだった。

書評を貰った作品をせっかくだから書き直そうかな、とかつい先日言っていたわけでっすが。

自分の中のスケジュールよりも、かなり前倒しで作業が発生したので、それはまた暇ができてから、ということになりました(笑)

まあ、あっちは急いでやる必要がないしね。

それよりも、書籍作業とWEBの更新に集中しないとですな!

 

そうそう、先だってミュージックSPとかいうNHKの新番組が、気になって見たんですよ。

だって、矢沢の栄吉さんがゲストだったんで。

その中であったやり取りで、若手ミュージシャンからの質問で

「自分は好きな事を仕事にできるだけで幸せで、そこまで向上心がない。どうやったらモチベーションが上がりますか?」

っていう話に。

「若い頃の矢沢で考えてみたら、キミの言い分は意味が分からないと思う」

っていう返しだった。

この人は、他の質問でもそうだったけど、たぶん具体的な「こんな本を読んだ」とか「こういう場所に行った」とかの小手先技術の答えが欲しかったんだろうな、って私は見ていて思ったんです。

けど、矢沢さんはメンタルの答えを返していた。

これ、どっちもわかるんだよなぁ。
矢沢さんも言っていたんだけど、エンタメっていうのは水商売で、いつ売れなくなるかわからない。
その売れなくなる恐怖を、その人は「好きな事を仕事にできるだけで幸せ」っていう暗示で乗り切ろうとしていて、

矢沢さんは「いやいや、そんな恐怖に負けるなんてカッコ悪いだろう、俺!」っていうメンタルで乗り切った。

 

これ、自分みたいな作家も同じことで。

仕事のお話が来ない期間は、そりゃあ怖い。

特に私は「百花宮~」が書籍化するまで、初版作家で、いつ連絡が途絶えるかもわからない身でしたので。

だから「好きな事を~」って守りに入る気持ちも、すっごいわかるのよ。

けど、見習いたいのは矢沢さんのメンタルですよね。

カッコいい俺でありたい、っていうことを貫けるっていうのが、カッコいいよね。

 

そんなことを考えつつ、原稿仕事を頑張ります!