「百花宮のお掃除係」が、2・3巻の再重版が決まったそうです!
4巻の発売時に重版するそうで、知らせを貰った時には「ふおぉ!」ってなりました(笑)
なにせ一年ちょい前までは、典型的な初版作家だったものですから、重版なんて異世界の言葉でしたよ。
それもこれも、読んでくださる読者様のおかげでございます!
ありがたいのと同時に、「なんでこの作品はこんなに応援されているのか?」ってすごく考えます。
それで最近気になった記事がありまして。
まあ、タイトルがすごく欲望を掻き立てられるのですが(笑)
この中で、「反応がよくない場合は反対側のアプローチをしてみる」っていう話があるんです。
これに「なるほど」って思って考えました。
そんで、気付いた。
自分のこの「百花宮」と、書籍化のお声がかかったデビュー作である「パンダ」には共通点がある。
それは「ヒロインが前向き」だっていうこと。
そしてそれ以外の作品は、どこか受け身なこと。
なんでだろう? っていう理由には心当たりがある。
デビュー作である「パンダ」の次回作をってなった時に、「パンダ」と似たようなヒロインは嫌だな、って思ったんです。
そんで逆を張ってしまった。
その流れをズルズルと引きずっていたんですかね? 大人しい系のヒロイン各種が生み出されたのです。
「錬金術師」は大人しいか? って疑問だけど、受け身なのは流れですね。
それがなんで「百花宮」は元に戻ったかというと、これはWEB投降作だったので、書きやすいヒロインだとああなった、ってことです。
あれか、「本を書く!」って思うと、妙に気負って変な方向に行っちゃうってことなのか?
違うタイプのヒロインを書くにしても、前向きでも色々バリエーションがあるだろう! って今なら思えます。
けど、当時はなんか拗らせちゃってたんだろうなぁ。
そんな風に歴史を振り返ったのでした。
ともあれ、皆様ありがとうございます!