日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

一票は一票ですよ。

新聞の記事であったんだけど。

若い世代の選挙に対する意見で、「分からないから、下手に投票とかしない方がいい」っていう意見が一定数いるんだそうだ。

学校で手を上げて発表するのと、同じ感覚で選挙をとらえているのかなぁ?

つまり、完璧に勉強して立候補者の意見とかを理解してからじゃないと、投票する資格がない、みないな。

真面目、若い世代ってすごく真面目!

そんなの、これまで「なんか話し方が上から目線で気に食わない」とかで決めていた私は、どんだけおバカなのさ(笑)

ってな話題で、「白票も投票行為なんだから、誰がどうってわからないなら、白票入れるっていうのも手」みたいなことを、ツイッターで呟いたんですよ。

そうしたところ、知り合いからのコメントが「白票は多数派が当選するのを黙認する行為」っていう意見でした。

もちろんそういう面もあるし、この意見って討論番組みたいなので発言されて、「そうだ、そうだ!」って世論が盛り上がったモノでもあるんだよね。

たぶん言ったの、某「そこまで言って委員会」的な番組での、レギュラーコメンテーターさんだったと思う……。

だから私くらいより上の世代で、白票についてこういう意見な人は多いと思う。

そしてこの意見のせいで、「白票は死に票」みたいな考えが一般化してしまった感がある。

 

けど、けどですよ?

最近の候補者でありません? 「投票したい相手がいない」問題っていうの。

ロクなヤツいねーじゃねぇかぁ!? っていう時、名前も書きたくない! っていうね。

適当に書いて、アレな人を当選させるのも怖すぎる、そういう恐怖が、「じゃあ投票しない方が世のためだよね」っていうことになるんだと思う。

自分が気に入りそうな推し候補者がいれば、それが一番いいことだろうけど、そうはいかないのが世の中。

そういう時のために、「白票」っていう手段があるんだと思うんですよ。

白票でも捨てられることなんてないし、票として数えられるから、世代別投票率を上げることができる。

誰が通るかももちろん大事だけど、この世代別投票率だってすごく大事。

だって、高齢者はこの世代別投票率が段違いで高いから、政策論争とかでチヤホヤしてもらえるんですよ。

これが若者の方が投票率が高かったら、そりゃあ若者をチヤホヤし始めるんですよ。

ツイッターとかでハッシュタグで政治について呟いても、一票よりも軽い。

だって候補者側としたら、ツイッターは時が経てば忘れられるけど、一票足りないと職を失うから。

私たちの一票は、政治家の人たちへの駆け引き材料なんですよ。

この一票を、選挙に行かなかったら、本当に捨て票になるわけで。

 

つまり、真面目な今どきの若者の皆さんに、「白票」も投票なんですよ、って言いたいのです。

もちろん、推し候補者を見つけるのが最良なんでしょうけど、うまいところいかなかったらコレにしましょう!

一番ダメなのが、選挙に行かないこと。

そして、雰囲気で選ぶってアリなんですよ!

候補者のみなさんも、そういう選択をされることを重々承知の上で、印象を上げようと頑張っているんですし。

もっと、気楽に選挙しようぜ!

 

こんな風に、選挙について語りたくなった今日でした。