日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

自分はどっちだ?

考えさせられる記事を読みまして。

 

shueishaintbooks.com

 

「パクリ」と「オマージュ」って、ラノベ界隈でもしばし論争になるじゃないですか。

読者の捉え方次第な面もあるんだろうけど、作家として抱いてないといけないのが、コレなんじゃないかと思いまして。

まあ詳しくは、記事を読んでもらうとして。

作家は、新しいネタを見つけたら真似してみたくなるところはあるけれど、同時に「アイツの真似をしたんだろう?」とは絶対言われたくないという反発心も持っている、ていうことなんですよ。

漫画でも、なにかがヒットしたら似た作品が二、三作くらい連続で出て、そこそこ売れるっていう法則があるけど。

「100%真似じゃねぇぞ!」っていう気概を、どこまで出し切れているか? っていうことが大事なんだろうなぁ。

 

で、「パクリ」と「オマージュ」をどうやって分けるか?

それは、作家が「主語」をどう考えているか? ってことなのかな、って記事を読んで思った。

作家である「私が」ああなりたい、こうありたいと考えるか。

読者である「あなたが」こういう世界観を楽しめるようにと考えるのか。

「私が」だと、流行りに乗って人気者になりたいんだろうし。

「あなたが」だと、面白いネタに乗っかって、自分の世界観を届けたい。

この両者だと、「あなたが」の読者ファースト精神でいたいよね。

 

うむ、日々精進ですな。