自分、自慢ではないが、金銭感覚はかなり堅実な方だと自覚している。
私は各種ストレスの中でも、「お金がない」というストレスが一番嫌で、めっぽう胃に来る。
ということを今回の「実家商店の賃貸追い出され問題」で思ったのですよ。
他の事は比較的「なんとかなる、がんばろう!」って思えるんだけれどね?
確かにお金って、ちゃんと計画性を持って貯めていないと「なんともならない」代物だもんね。
一方で、家族は逆にお金に対してルーズである、ということも今回発覚した。
比較的マシな部類である母も、どうも目の前の支払いをなんとかしてしまったら、「次の支払いに備える」ということはあまり考えず、買い物をポイっとしてしまう傾向がある。
兄はもっと酷くて、たぶん我が家にはでっかい金の生る木が生えていると思っている部類だ。
このあたり、母曰く祖父母のどちらに似たかっていうことらしい。
なんでも祖父は散財する人で、祖母はとにかく貯金が大好きな人だったそうだ。
「アンタはばーちゃんに似たよ、よかったね」と母に言われる。
兄は性格の問題だとして。
母がこうなのは、恐らくはもう「将来に備えて」っていう歳ではないからだろうな、とは思う。
本当なら悠々と年金暮らしをしていていいお年頃だもんね。
「兄を働かせる」という目的がなかったら、店も今回のトラブルで畳んでもよかったんだし。
だから「お金の心配をするのは、私の役目だ」と割り切って、母を責めないように努めたい。
兄の将来は兄の責任で迎えるのであって、あまり周りがなんでもしてやっていたら、兄は本当に「母と妹はずっと死ぬまで自分の生活を整えてくれる存在だ」と考えかねない。
他人の老後に心配をしてやるほど、いくら家族とはいえ甘くないのですよ。
兄弟ってしょせん、他人なんですから。
そんなことを思うのでした。