日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

校正作業ってさ

最近、他人の校正作業の様子が情報として入ってくるんですよ。

そうすると、作家さんって人それぞれなんだなぁって思う。

特に「へぇ~!」って思ったのが、他人にとやかく言われたくなくて、とにかく他人に指摘される前に全部自分で出してしまおうと、すんごい意地悪視線になって自分に文句を言いまくる人。

これ、すごくエネルギー使うやり方じゃない?

他にも、かなり時間をかけて「これ以上もう出ないよな?」って思うまで読み返すとか。

校正ってさ、やろうと思えば原稿に永遠に文句をつけられる、終わりのない作業だと思うんだけどなぁ。

 

けどこれらは投稿小説家ではないので、私とはちょっと事情が違うだろうけどさ。

あちらは人様に晒す前の原稿だから、余計に校正を熱心にやるのかも。

我々投稿小説家は、既に原稿のほとんどを読者の目に晒しているものだから、「まだ足りない、なにかが!」っていう原稿への飢餓感は薄いんだと思う。

いや、ひょっとして私が特別薄くて、他の投稿小説家の皆さんはギリギリまで赤字を入れているのかもしれないけれどさ。

そう、私って実はあんまり校正をびっしりやるタイプじゃあない。

最低限の誤字脱字はWord先生に頼るし、校正さんのご協力もあるし、それで文章としての体裁は整っていていいじゃないか、って考える人なのだ。

なので、基本的に私の校正作業って、送られてきた原稿に入っている訂正の提案に、こちらの返事をかき込むっていうのがほとんど。

だから、私の校正原稿返却はすごく早くて、たぶん担当様はびっくりされると思うんだ。

あと、校正の段階で数ページレベルで分量が変わる程に赤字を入れると、書籍作業の迷惑になるよな、とか思っちゃうのもある。

自分への文句は、原稿書いている時に入れないとね。

 

こんな私、え、ひょっとして珍しい方……?

ともあれ、さて校正やるか。