日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

こういうキャラです。

「百花宮~」の連載で、七章がそろそろ終盤なんですけど。

感想版とかSNSとかで「感動した」的な意見がちらほらとみられ、「雨妹さん、感動されているよ!?」と作者としても感無量です。

自分、お話を書くときにラストをなんとなく決めていることは多いんですけど、これは「生き別れた恋人の再会」というざっくり加減でしか決めておらず。

どういうキャストで、どういう風に再会するかとかは、書いていてこのシーンになってから決めようか、くらいでした。

これこそ、雨妹さんの熱量がこういうシーンを書かせたんでしょうかねぇ。

 

よく、「キャラがかってに動いて喋って、話が変な方向に行くの~♪」的な意見に、「書いているのはテメェだろう!」っていうツッコミが入るまでがセットで見られるるんですけど。

勝手に動くっていうのは言い過ぎでも、キャラクターの人生を作りこんで、「このキャラだったらどういう風に話すかな?」っていう想像を張り巡らし、自分で計画するストーリー進行とキャラが合わない、ということはままありますかね。

この七章で言えば、雨妹さんならただ涙するだけで別れのシーンを終わらせないだろうなとか、パパンにいまだくすぶるモヤモヤも、バッサリ切っちゃうんだろうなとか。

雨妹さんのポリシーは「笑って美味しいお饅頭を食べて寝る」ですから(笑)、今流行りな綺麗な終わり方、切ない系のストーリーは似合わないんですよね。

 

それに雨妹さんは前世知識チートではあるんですけど、「知ったかぶり」のキャラにならないように、とも気を付けていたりします。

だって、知識チートと知ったかぶりって裏表一体ですけど、知ったかぶりって嫌じゃないですか(笑)

それに、知ったかぶりと好奇心って真逆だし、雨妹さんの野次馬人生にマイナス要素でしかない。

だから知識チートと素直さの塩梅は、結構気を付けますかね。

そんな雨妹さんの七章の物語の〆まではあと少し。

そして、10日には新刊発売ですので!

みなさん、諸々よろしく!