日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

いまどきの子どもたち

ご近所さんの子どもちゃんが、最近トラブったんで、考えさせられたんです。

そして、もしかしてこういう事象を知らない親やご家族がいるのかも? と問題提起。

 

その家のお子が、不登校気味なんですよ。

小学四年生なんですけど、二年生までは普通に学校に行っていた。

そして三年生の春からが、コロナ禍というわけで、どうも若い担任に新しく変わったらしく、「うちのクラスで問題を起こさせない!」ってすごく気負っている風であるんですよね、はたから聞いただけでも。

だからクラス内でのおしゃべり禁止、それを先生はずっと教室にいて見張っている。

まあ息苦しいわな、とかって、私としては学校に行きたくないそのお子の気持ちも理解できる。

そんな中、先日担任の先生が訪ねてきて、こう言ったそうです。

「クラスの子で、○○医院で薬を貰っている子がいて、それで落ち着いたんです。おたくもどうですか?」

って。

それを聞いた家族は、「ええ!?」ってなものですよ。

その話を聞いて、私が思ったのが、

「それ、まず『スクールカウンセラーとかに相談しませんか?』っていうのが先じゃない? なんでそれを飛び越えて、医者でもカウンセラーでもないアンタが薬を飲めとか言うんだよ?」

っていうこと。

そんな疑問を抱いていたところ、こういう記事があった。

 

toyokeizai.net

 

この記事の中身、まさに、あのお子の家が言われたことですよ。

要するに、クラス運営に邪魔な(先生から見て)問題児を、全部発達障害認定して排除しようっていうこと。

え、その先生、あのふっつーのお子を、発達障害扱いしたんか!?

あり得なくない!?

いや、この言い方だと発達障害者が普通じゃないみたいに聞こえるか。

でもそうじゃなくてさ。

大多数の人のやり方じゃあ息苦しくなっちゃう人がいて、そういう人にはちょっとカスタマイズした人生の送り方を考えましょう、みたいなことじゃん? 発達障害って。

けど、これはそれじゃなくて。

先生の理想の扱いやすい生徒じゃない人は、こっちに行ってね、残りたかったら先生好みのカスタマイズ=薬を飲んでね、っていう、悪い言い方だとごみ箱扱いだ。

こんな許せないことってある!?

そして、親にそんな「薬がいるお子さんです」的な話を堂々とするくらいだから、子どもに向かって気を遣うわきゃあない。

ああ、あのお子は先生が、ひいては教室が怖いのか、とやっと真の不登校理由を納得したわけです。

 

そのお子は、赤ちゃんの頃から見ているいご近所さんなので、他人なりに可愛いし、幸せであってほしい。

幸いもうじき春休みで、次は五年生だからクラス替えや先生替えがあるはず。

それでうまく抜け出してほしいな、と願うのです。

 

そして、これを知っているといないとじゃあ、事態の把握が大違い。

みなさんもお気をつけて!