原稿ブーメランが、やっと、やっと終わった模様です……!
いや、原稿は今後校正作業に入るんで、原稿作業が終了したわけではないんですけれど。
私、校正はそんなに苦しまないんですよ、生みの苦しみ程は。
この生みの苦しみも、今回はまあ本当に苦しかったんですけれど。
そんな際に読んだ、ジェーンスーさんの著書の中にある一条ゆかり氏のお言葉に、原稿終盤になって目覚めまして。
曰く、「編集さんは一人目の読者」なのだそうだ。
だから、一人目の読者を楽しませないで、大勢の読者を楽しませるなんて論外!っていうことですな。
そう、編集さんは作家の前に立ちはだかる壁なんかじゃあないんですよ。
この「一人目の読者」っていう言葉は、私の心をだいぶ軽くしてくれました。
それまでは、ちょっとだけね?悪い「黒辺あゆみ」が心の中で「えぇ~、まだ書くのぉ?」とかグチグチと文句を言っていたわけですが。
それが「そうか、まだ欲しいんか、こうか、これがいいんか!?」なぁんて気持ちが前のめりになることができました。
あの本と出会わなかったら、もしかしたら原稿まだ終わっていなかったかも、マジで。
というわけで、今から次の原稿に向かって走り出しますよ!