突然ですが、石鹸断ちを始めたんです。
ネットで検索すると、「洗浄剤を使わない洗顔」とか、「タモリ式」とかいうのが、結構出てくるんですがね。
一種の宗教みたいな感じに捉える人はいるとは思うけれど、肌があんまり強くない人にとっては、特効薬なのよね。
ちなみに、私が参考にしたのはこちら
こちら、ネットで検索して一般的に出てくるやり方とは、ちょいと違う。
どこが違うかっていうと、ただ「洗わない」んじゃあない。
洗浄剤の代わりに、濡らした手拭いを使って丁寧に皮脂を拭い取る。
顔も体も髪も、同じやり方。
石鹸が誕生する前の日本の風呂みたいな感じだな。
その後は、化粧水とか乳液とかボディオイルとか、なにもつけない。
髪を洗う手拭いは手袋状のがいいんだろうけれど、横着な自分は普通に広いのを手袋っぽく緩く手にフィットさせて、髪の根元をコスコスしている。
コッチの方が洗い替えを気にせずにいいしな。
私は手拭いの代わりに、洗い過ぎてフワフワ感ゼロになったタオルを使っていたり(笑)
これまでは、石鹸をフワフワに泡立てて、ナイロンタオルを使わずに手で泡を乗せるやり方でやっていた。
それに比べて、ベタベタ感が残るのかと思いきや。
なんと、濡らした手拭いもどきで拭い取った方が、段違いでスッキリするし、なんなら体臭がなくなった!
なんなら、パンツの中の部分も臭くない!
つまり、石鹸で洗った時にはスッキリした気がしていたけれど、あれは石鹸の界面活性剤で乾燥しただけ&石鹸の香りを付着させただけ。
肝心の皮脂汚れは、ほとんどとれていなかったという事実。
つまり、臭いの上から香水をかけて、臭いを誤魔化す手法ですよ。
「それなら、手のひら洗いじゃなくてナイロンタオルで擦ればいいじゃん」って思うかもだけれども。
手拭いもどきで拭ってみればわかるけれど、石鹸の滑り成分がないから、当然抵抗が強くてササッと拭うとはいかない。
となれば、石鹸とかボディソープのあの滑り成分も、汚れを落とせない一員かとお察し。
その代わり、丁寧に拭った手拭いもどきは、全身使い終わったらかなりベタベタよ。
そのおかげだろう、石鹸を使わなくなった後の方が、風呂のお湯が汚れなくなった。
ちなみに、私はサイトに書いてあるほどには、厳密に非接触生活をしていない。
ただ石鹸に触らないようにしただけで、肌荒れが改善したんだから、私の肌荒れの原因はほぼ石鹸だったってことよね。
だって、食器洗い洗剤とか、洗濯洗剤とかは平気なんだもの。
で、「摩擦は悪、シミ・シワの元!」っていう言葉が、ネットで溢れているじゃん?
けどむしろ、顔は「手拭いもどき&なにもつけない」の方が、明らかに肌が白くなったし、シミが消えてきているし、シワも薄くなってきている。
お化粧も「拭ってとれるくらいに薄化粧にしましょうね、なんならノーメイクを勧める!」って勧められているけれど、これも最初はハードルが高いらしい。
私はメイクにさほど執着していなかったから、あっさり化粧する行為を捨てられたけれども。
でもね、これも肌の状態が落ち着いてきたら、「あれ、お化粧しなくてもイケそう? むしろお化粧とかしないで見せびらかしたい!」って思うようになる。
「一秒たりとも紫外線を浴びないために、冬の短時間でも日焼け止めを!」っていうのが、冬でも日焼け止めを売りたい化粧品メーカーの策略だと、よくわかるよ。
けどこれはね、どんなに口で言っても信じないんだよね、やってみないとさ。
私は実は、幼い頃からシャンプー負けをする子で、背中にいつもにきびをこさえていたし、それがコンプレックスだった。
襟が広い服を着ると、背中が見えて汚いのがね……。
大人になって洗髪に全身ベビーソープを使うようになって、背中にきびは改善したけれど、髪の周りのおでことかアゴとかはやっぱりにきびができる。
できては治ってそれがかさぶたになって、を繰り返すもんだから、そのあたりの皮膚がかなりぶ厚くなる始末。
これはもう体質だと諦めていたんだけれど。
なんだ、洗浄剤を使わなかったら、全部問題解決したんじゃないか!
別に、世の中の全員にオススメしたいわけではない。
石鹸とか化粧品系とか、そういうのが趣味って言う人もいるし。
ただ、私みたいな洗浄剤に肌が負ける人には、試す価値はある。
大金を使うわけでもないから、一度試すのはいいと思う。