「なろう」さんには誤字脱字報告機能っていうのが実装されて、しばらく経ちますが。
作家側にとっては、誤字をそっと教えてくれるのはとてもありがたいことなんです、基本的に。
けれどこの機能が、どうやら面倒なユーザーを生み出してもいるらしいですよ。
それは、ボランティアのアマチュア校正さん、界隈では「誤字脱字指摘マン」とか言われているみたいですね。
先日、どうやらコレっぽいユーザーに当たりまして。
なんか指摘の仕方がねちっこいし、「私こそが辞書であり、正義なのだ!」という気持ちが溢れているなぁ、とか思ったんですが。
どうやら誤字脱字を探して指摘するのを趣味にしているらしく、ユーザーページのプロフィール欄に、自分の誤字脱字ポリシーなるものを書いているほど。
……正直、ドン引きしましたとも。
しかもその誤字脱字ポリシーが、ちょっと「えっ?」って思う内容で、なおさらにね。
本人は「辻ヒールならぬ辻校正だ」って言いたかったんだろうけれど。
このいちユーザー対策で誤字脱字報告機能をオフにするのも、大多数の親切さんに縋りたい身としては不便である。
「最後までなんちゃって校閲してしまえば、満足して去るかな?」と当初は思ったんだけれど、誤字脱字報告されている作品の最新話までそれなりのボリュームがまだ残っているし、誤字脱字されるたびにお知らせに乗るのもウザい。
だもんで、このユーザーを仕方なくブロックとしました。
あんまりブロックを使いたくないんだけれど、こちらのメンタルが大事ってことで。
けど、そのユーザーのプロフィール欄が後日削除されていて、代わりに言い訳と愚痴が書いてあった。
まああちらこちらでやらかしている人みたいだしね、私と似たような対応をされたんだろう。
にしてもなぁんだ、辻行為じゃあなくて、ちゃんと相手の反応を検索しまくっているんじゃんか。
っていうか、こういう「誤字脱字指摘マン」が最近よく来るのよね。
それなりに長編になったから、やりがいがあるって思われるの?
なにが面倒って、短時間で大量に誤字脱字を指摘してくる(しかもいちゃもんレベルの指摘が多い)もんだから、真の親切さんの誤字脱字が埋もれるのよ……。
そんなに校正したいなら、校正の勉強をして資格をとって、校正会社なりなんなりに登録すればいいじゃん?
なんでWEBの書きなぐりを貶して悦に入っているの?って、本当に不思議でならない。
まあ、校正ってマジでやると難しいお仕事だし(細かい作業に毎度助けられております!)、こんな悦に入っているレベルの人を同列に扱うのは失礼だろうけれども。
誤字脱字指摘で快感を覚えてしまったんだろうなぁ。
ある意味、SNSの「いいね」と同じなのかも。
依存症みたいなものだと思って、好きにやらせてやればいいんだろうけれど、それに付き合う義理はこちらにないのも確か。
自分のメンタル優先でいこうかな。