最近学生スポーツ界での薬物問題が、ニュースになっているけれど。
ちょっと前までは、芸能界が薬物汚染の場だったように思う。
普通にサラリーマンとか主婦とかにも、案外汚染が広まっているのかもしれないけれど。
スポーツと芸能界、この二つの共通項っていうのが、
日々、パフォーマンスで結果を出さなければならない
っていうことかなぁ。
いや、「それは一般人でも言えるよ!」っていう意見があるのは、ごもっともなんだけれど。
この両者は、大勢に観られた場での結果が求められる、っていうことなのよ。
そういう意味では、我々作家も同じ立場かもしれない。
私は原稿作業をしていて、マジでキツキツになってくると栄養ドリンクとか、あと体調管理で命の母にも頼る。
命の母には生薬が入っていて、それが栄養剤になってもいる。
やっぱり栄養剤を摂取するとね、血流が良くなってなのかとかの詳しい仕組みは知らんけれど、頭が冴えるのよ。
で、原稿がある程度スイスイと進んじゃう。
けれど勘違いしちゃいけないのは、このスイスイはたぶん私の何日分かの気力をイッキ使いしている。
つまり栄養剤の成果っていうのは、普段からコツコツやればできる程度のことなのよ。
実際私は普段、原稿はどんなに筆が進まなくても、一日一回はファイルを開き、一行でも書くようにしている。
するとどのあたりからか、だんだん筆が動くようになってくる。
栄養剤はたぶん、この段階をギュッと縮めてくれるんだと思う。
だから、原稿が進んだのは栄養剤の効果ではなく、あくまで私の脳みそ様の仕事の成果!
私は、素の私でもやればできるんだから!
栄養剤とか命の母とかも、「飲まないと体調が悪い」っていう状態ではないなら、飲まないようにしているし。
特に命の母はね、あんまり飲むと胃が悪くなるから、メンタルが落ち気味だって自覚がないなら、飲まないね。
けど、もしこれが「私のパフォーマンスは栄養剤のおかげなんだ」って思い込んじゃう人だったら?
栄養剤ってどうしても身体が慣れてくるから、回数を重ねると初回程の効果が出ないんだよね。
そんで「栄養剤がないと、私は駄目なんだ!」って言う風に思考がいっちゃうと、もっと強い栄養剤を欲しくなる。
で、「この栄養剤は効くよ!」って言われて、差し出されるのが覚せい剤とかの薬物なわけだ。
だから、薬物の前に、そもそも栄養剤に毎日を頼らないようにする生活が大事なんだよね。
栄養剤は本当にピンチな時を助けてくれるものであって、毎日ピンチで栄養剤を飲んでいる人は、それは毎日の過ごし方が間違っている。
そう言う人は薬物に頼る以前に、必ずなにかしらの形で潰れます!
そんな風に、自分を戒めてもいる。
だって、「これが酷くなったら、もしかして」っていう想像はできるんだもの。
自分を守るのは自分だけ、ですよね。
私、薬物なんかなくったって、やればできる子よ!