ここのところ、我が家の周辺で建物が解体される作業をよく見かける。
古い建物だったり、空き家だったりなんだけれど、どうやら持ち主がお亡くなりになって子どもに引き継がれ、土地を売るために解体する、っていうパターンのようだ。
これまでは土地を持っていることがステータスであり、財産だと思っていたお年寄りが土地主だったんで、ボロ家なんだけれどかなり割高の家賃で貸そうとする、っていうところばっかりだったの。
地主さん方は、高度経済成長期の旨味を忘れられないんだろうね。
それにね、ウチの地元じゃあどうやら高度経済成長期に、三から四階建てのビルを建てるのが流行ったみたいなのよ。
けどね、今時そんなビルは流行らないし、維持費が高いだけで住みにくい。
なにせ昔の建物だから、エレベーターとかついていないし。
子ども世代になると、さすがにそのあたりの現実が見えている。
こんなボロ家を貸そうなんておこがましい、固定資産税も馬鹿にならないんだから売ろうぜ!ってなっているのが、今の解体ラッシュだ。
建物は新しい方がいい、とは思わないけれど、時代に即していない建物はいらないかな。
そしてこの調子だと、私の自宅を買いたい計画も、どこかいい場所が空くかもだ。