日々是平穏

黒辺あゆみの Official Blog

怒りをおさめるのも大変なのだ

怒りを感じた時に、それをおさめるのって難しい。

第一に、怒っていることを主張して、相手から「ごめんね」って言われても、ちっとも許せる気にならない。

大体こういう場合、この「ごめんね」は「反省しています」の意味ではなくて、「謝ったから、早く嵐がおさまってくれないかなぁ」の意味なのだ。

すぐに反省できる人は、そもそも他人を怒らせるような真似をしない。

だから、私が「あきらめる」のが手っ取り早い。

けれど「あきらめる」のは、相手が望む「嵐が過ぎる」を意味していて、相手の望み通りの展開にしてやるのも、なんか癪に障る。

でも、怒るって疲れる。

つまり、私にとって損しかないのよ。

 

あとは、私の中の「してやっている」っていう気持ちも、怒りを増長させる原因の一つなのかもしれない。

自分を相手よりも上の立場に置いているから、より怒りが増す。

けど、これは人としての驕りだ。

つまり、怒りは自分との戦い。

 

相手が「やった、嵐が過ぎた!」ってニマニマするのは、放っておけばいい。

その人は、その程度の人だってこと。

私は私の価値を下げないために、怒りと戦うのだ。