いよいよ、明後日からインボイスが始まるわけです。
当初、「インボイスけしからん！」っていう意見がSNSで燃え上がっていましたけれど。
最近はそれは継続しているけれど、活動場所がSNSから政治の方に移っているっぽい。
なにより、一時期「インボイスで損をするよ！」っていう漫画が流行ったけれど、それが出て来なくなった。
少なくとも、私の目の前には。
アレはね、明らかに勉強不足の暴論漫画だったもんね。
あんな一ページ漫画に納まるような、簡単な話ではない。
今、ちらほら聞かれる意見としては、「そもそもクリエイター界隈の人たちは、税務署関連の手続きが苦手」っていうものがあった。
それが他人が騒ぐのを聞いて、「インボイスは難解な謎解きが必要になるもの」みたいに考えちゃっているのかも。
実際には、インボイスの手続きはWEBで完了できるし、「元免税事業者は数年は二割の消費税でいい」っていうルールもあるから、簡易課税の手続きも急がなくてもいい。
私はインボイスと同時に簡易課税の手続きをやっちゃったけどな。
あとは小売店とかならともかく、私のようなライター業だと会計ソフトで十分で、会計の仕分けで覚える項目は片手で足りるんだし、全部お任せできる。
そんな風に、いよいよ始まるよっていう時期になって「インボイスかぁ」って考えるわけですが。
これ、たぶんインボイス反対活動の最初の一言が、民意をいまいち引き込めない原因になったのかも。
「消費税を払わされると、収入が減る！」っていうのは、一般消費者には「アァン!?」ってなるもんな。
消費税を公然と利益扱いは、イカンよ。
けど、「消費税を適切に払おう」っていう話自体はいいんだけれど、そのためにやることが、煩雑に見えるのは確か。
説明が不親切なのよ。
それよりも、「インボイス＝請求書」をクリエイター側が用意しなくちゃならないっていう、その手続きが面倒だ、っていうことを主張するべきだろう。
そんな感じの、インボイスモヤモヤなのでした。
