ずっと育てている金のなる木が、今年の冬に枯れちゃったんだ。
これ、実家店の大家のおばあちゃんから「世話できなくなったから、あげる」っていってもらったやつんだったんだけれど。
前の店では、屋根の下ではあったけれど外におきっぱなしでも、平気だったんだけれど。
どうやら引っ越し先では置いている場所の風向きが悪かったようで、寒くて根枯れした模様。
そうね、めっちゃ北風だったもんね……。
けど引っこ抜いてみると、かろうじて生きている根っこがあるのだが、その生きている根っこが、土部分に届いていなかった。
なもんで、望みをかけて枯れ枝を剪定して、深めにぶっさしてみた。
あと、まだ緑色の枝もポキッとしてぶっさしてみた。
金のなる木はなかなか生命力がしぶといと聞くし、望みは捨てない。
ちょうど株分けするのに良い季節になったし、君たちがんばって生き残るのだぞ!