最近「スペクトラム系の人に優しい社会になろうよ」という働きかけをする講演会とか、本とかをよく見かけるわけですが。
その家族にも優しくしてよ、とか思うわけですよ。
特にスペクトラムは、病院で診断されていない隠れの人が多いですし。
その上無駄に口が強いせいで「発言力のあるデキる大人」に見えてしまうから、家族が苦労していたとしても、他人からは「頼りがいのある人じゃあないのぉ!」って言われてしまうのよ。
この世間とのギャップのモヤモヤ、ちゃんと名前がついていたんだってばよ。
なんか、症状名があるっていうだけで、世間が私の苦労をわかってくれていると思えて、ちょっと肩の力が抜ける気がする。
私も兄と面と向かっていると情緒不安定になる自覚があるから、極力顔を合わせないようにしたいし。
食事とかで相対する必要がある時は、
「あの人はファミレスの隣の席の人、隣の席の人の会話に突っ込みなんていれないよね?」
とかってメンタルコントロールをしていたりする。
コントロール不可能な暴走列車を何とかしようと思っちゃダメ、どうやって逃げるかを考えなきゃ。
この考え方は正しかったんだと、改めてわかってホッとするわ。
そもそも、この兄と今後の人生を切り離すために、実家店の移転に貯金をつぎ込んだんだしな。
将来のストレスの素をお金で解決しましたとも。
病名がついているんだから、「私は元気、平気!」とか考えないで、自分をヨシヨシしてやりながら、ぼちぼちやっていこうかね。